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バイトで知った接客の喜びと稼ぐことの責任…
年商18億円 カリスマ社長が“働く”を語る!
日本経済で脚光を浴びる有名社長。成功者とも言える社長って、バイトをしていたのかな?どんな思いではたらいているのかな?そこで今話題の社長「株式会社アルカサバ」貞方邦介さんに、自ら体験したバイトを赤裸々に語ってもらった。働くことが人生を楽しくて熱くするということが伝わってきますよ!
					(取材・文:浜田彩 編集部:メガネ 制作日:2007/1/8)

  小さい頃、フェラーリやヘリコプターに憧れたのをきっかけに社長を目指し、夢をかなえた男・株式会社アルカサバ代表取締役社長貞方邦介。TVや雑誌など、多くのメディアで華々しい話ばかりがクローズアップされる彼も、働くことを覚えたのは学生時代のアルバイトだった。

  「初めてのアルバイトは高校1年の夏休み。原付バイクが欲しかったんだけど、親はやっぱり勉強してほしいわけでしょ。だけど、僕にしてみれば勉強はあんまり好きじゃないし、アルバイトをするって、大人になった気がするでしょ。それで、行ったことのある某ファーストフードの調理場に入ったんだよね」


  店内には楽しげなBGMが流れ、面接した店長も良い人そう。明るい職場だと思って初日を迎えた貞方青年だったが、考えが甘かったことを知らされる。

  「お客様として見ている面と裏方では全然違うんだよね。まず、怖い先輩がいてさ、帽子の被り方を注意されたり、調理以外の仕事もしろ、なんて毎日怒られたり。もちろん、その人のことを苦手だと思っていたけど、時給が発生しているっていうことは、僕のその時間はお店のものなんだから、時間内は手が空いても休憩するんじゃなく、できる仕事をすすんでするべきだということを気づかせてもくれたね」

貞方社長

 最初の職場で、お金をもらうことの義務と責任に気づき、念願の原付を手に入れたことで、働いて欲しいものを手に入れる喜びも知った貞方さん。翌年の夏休みには、レストランバーのスタッフをして、接客業の喜びも知る。

 「普段は僕がお客様に“ありがとうございました”と言うだけなのに、100人に1人くらいの割合で僕に“ありがとう。おいしかった”と声をかけてくれるんだよね。初めは“俺が調理したわけじゃないのに…”と違和感があったけど、言われるとやっぱりうれしいんだよ。僕も大人になったら、店員にきちんと感謝の気持ちを伝えられる人になりたいなと思ったよ」

 現在、レストラン、エステ、ホテルなど幅広くサービス業を手がける貞方さん。彼をその道へとすすませた要因のひとつに、このバイト経験もあるのかもしれない。そして、このように職場を重ねるごとに成長を遂げていく彼は、このまま起業へと順調にすすむのかと思いきや、実は、高校卒業後に悶々とした時期を過ごすことになる。

  「大学を目指して浪人していたんだけど、それも表向きだけ。予備校にも通わず、勉強もほとんどしない。バイトすらしていないんだから、フリーターどころかニートだよ。実家だから、食事も出てくるし、勉強している風だけで、毎日ほとんど遊んでいた。でも、そんな生活が2年続いたときに、“あれ? このままじゃ20代でフェラーリに乗るなんて夢は無理なんじゃないか”と気づいたんだよ。さらに、テレビを見れば、当時はバブル期で東京がめちゃくちゃカッコイイ。反対する親を東京の大学に入学するという条件で納得させて、上京させてもらった」


 若くして成功した社長に似つかわしくないニートという言葉。ダラダラと過ごした2年間は、回り道だったのだろうか。

 「よく、あのときから人生をやり直せたら…、とかいうじゃない。でも僕はどうせ戻ったって同じ結果になると思うんだよ。それよりも、元を取ることを考えたほうがいい。例えば、僕は大学なんていきたくなかったし、フェラーリのために中卒で稼ぎたかった。だけど、僕が注目されたのは、大学生で起業した学生社長だったから。中卒から起業するまでに稼げたであろう金額とかかった学費を考えても、僕は元が取れたと思っているからいいんだよ」


 お金が稼げるということ以外に、夢を叶えるためにも、実地へ飛び込むべきだとも語る。

Terazo
【プロフィール】
貞方邦介さん(40) 福岡県久留米市生まれ。株式会社アルカサバ代表取締役社長。ホテル・エステ・飲食店等を経営し、インテリアデザイナー・経営コンサルタントとしても活躍。カリスマ社長として、多くのTV・ラジオに出演するかたわら、現在国内のあらゆる企業、団体からセミナー、講演の依頼が殺到中。

写真は、貞方社長経営の【イタリアン Terazo】

貞方社長

 「高いレベルの料理人になりたいんだったら、専門学校に入るよりも高いレベルのお店で実際に働くほうが、経験も積めてお金も稼げていいんじゃないかな。あと、日本ではダブルスクールはよく聞くけど、ダブルワーキングをしている人は少ない。海外では、夢のためにダブルワーキングは当たり前なんだよ。実際の職場のほうがスキルが上がり、専門知識だけでなく人間関係や接客も学べると思うな」


 また、面接官として数々の若者を見てきた貞方さんは、「好きなことを仕事にする」という考えかたにも疑問を投げかける。

 「考えかたが甘いんだよね。例えば、専門学校卒で自分の店を持ちたいというエスティシャンの子に、『学校で何番だったの?』って聞くと、大体中ぐらいなんだよ。だけど、店を持つなら1番でなくちゃ。プロゴルファーの上田桃子ちゃんているじゃない。彼女は、『せっかくお金を払っているんだから、可能な限り利用したい』って、毎日最後の1人になるまで居残ってゴルフスクールで練習していたんだって。このくらいの真剣さがなくちゃ仕事になんかできないよ。それに、日本人は仕事と遊びをすぐに混同させてしまうけれど、2つは異なるもので、両方でバランスが取れるからハッピーに暮らせるんだよ」

  実際にスポーツカー好きの貞方さんも趣味でレースはするものの仕事にしてはいない。仕事は真剣勝負で、正反対の位置に趣味や遊びがある。また、バイトを辞める理由のナンバーワンともいえる人間関係についての考え方を聞いてみた。

  「人との付き合いって大切だと思うんだ。僕が最初のお店を持つきっかけをくれたのは、大学時代にバイトをした麻布十番のレストランバー『プレゴ』で知り合ったお客さんだったんだよ。人との付き合いは、思わぬチャンスを与えてくれると思う。だけど、優先順位をきちんと考えるべき。例えば独立するために料理店で働いているなら、同僚はライバルなわけだよね。職場の馴れ合いよりもスキルアップを優先させなくちゃ。しかも、そんなライバルとプライベートもともにして、弱音やグチを聞かせて、弱みを握らせてどうするの? 日本人は仕事とプライベートを混合させ過ぎ。もっと割り切ることで、人間関係のせいで辞めるなんてことも減るかもしれないよ」


 優先順位。その言葉は貞方さんの仕事に対する考えかたを知る鍵にもなりそうだ。

  「よくみんな、“やりたいことが見つからない”っていうでしょ。だけど、僕もやりたいことだけをしてきたわけじゃない。自分にできることをしてきた結果なんだよ。ホテルを建てたときも、僕だってできれば都内に建てたかったよ。だけど、外国の一流ホテルが連なる都内に建てるのは、採算やサービスを考えると難しかった。だから、今の僕にできることを考えて熱海を選んだ。やりたいことを考える前に、自分にやらせていただけることを考えるべきだよ」


 理想の自分を描き、目前のすべきこと、できることから現実逃避せずにこなしていく。こんな当たり前のことで、道は開けていくのかもしれない。

 「今、夢がある人も、これから夢を見つける人も、成功するのに大切なのは素直さ。ニート時代の僕は、結局は親が大学へ行けというのを言い訳にして逃げていたんだよ。だけど、言い訳をしていても、いいことは何も無い。教えられたことをそのときに素直に覚える心や、そのためには遊びたいことを我慢できる思い。それさえあれば、どんな職場でもスキルアップできるんじゃないかな」

貞方社長

貞方社長

編集後記
  お正月、そして“バイトのとびら”特集50回スペシャルとして、今回カリスマ社長貞方さんに登場していただきました! 取材前に極度の緊張でフラフラでしたが、いざお会いしてみると物腰柔らかなやさしい方で、ざっくばらんに話してくれるので、さっきの緊張がどこえやら。とてもためになるインタビューでした。帰り際にサインをいただきまして…、最終的にただのミーハーになってしまいました。反省。
 

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