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お客様の笑顔を一番近くで見られることが魅力★ バイトで見つけた将来の道  レストランスタッフ編
 演劇や音楽活動など、憧れの夢を追いかける一方で生活費を稼ぐためバイトを続けている人は多いはず。だけど、生活のために始めたバイトで、将来の道を見つけた人もいるんです。今回お話を伺ったのは、新宿の京王プラザホテル内にある中国料理 「南園」のスタッフ、高橋紀江さん。「もともと飲食業に憧れはなかった」という高橋さんが、レストランのスタッフになるまでの道のりを紹介します。(取材・文:KAWAKAMI 編集部:メガネ  制作日:2008/2/25)

京王プラザホテル 中国料理「南園」高橋紀江さん レストランスタッフへの道
Start → 転機 → Goal!16歳 実家の飲食店でアルバイトするものの、将来の夢は弁護士や出版業 20歳 在学中に大学の人事課や法律事務所でアルバイト 25歳 将来の夢は演劇・舞台制作にシフト。舞台活動などに参加するかたわら京王プラザホテルにてアルバイトを始める 27歳(転機) 舞台の仕事とホテルの仕事、同時にステップアップのチャンス到来。迷ったすえ、ホテルレストランの仕事一本に決める 29歳 京王プラザホテル内レストラン中国料理「南園」キャプテンウェイトレスに就任
両親が飲食業だったけれど同じ道に進むとは考えてなかった
 私の実家は飲食店で、小さいころからよく手伝いをしていました。だけど両親には「おまえは将来この仕事をやらないだろうな」って言われていました。「感情で動くタイプだから、お客様に通用する接客はできないだろう」って。そうかもな、って自分でも思っていましたし、正直、飲食業に対するあこがれもありませんでした。忙しく働く両親を見て、飲食業の大変な部分をたくさん知ってしまったからでしょうね(笑)。 だけど人の役に立ったり喜ばれたりする仕事にはあこがれがあって、中学生のころ、弁護士や出版の仕事を目指すように。高校に入ってからは、演劇や舞台の制作活動にも興味を持つようになりました。

京王プラザホテル 中国料理 「南園」
キャプテンウエイトレス 高橋紀江さん(30)
ホールスタッフのまとめ役として指導を行う一方、自らもホールに立ち接客に従事する。


舞台制作を通して将来の方向性が見えてきた

【京王プラザホテル】
新宿のランドマークとして36年にわたり親しまれるホテル。
ビジネスマンから国内外の賓客まで、多彩なゲストを一流のサービスでおもてなし。

 大学生のころは、ボランティアで演劇や舞台の制作に関わりました。裏方の仕事で。特に自分が舞台に立って演技をやりたいとは思いませんでしたし、在学中に演技指導を受ける機会もありましたが、先生に「向いてない」って言われましたしね(笑)。在学中に演技指導を受ける機会もありましたが、先生に「向いてない」って言われましたしね(笑)。 舞台制作の仕事を通して感じたのは、私はお客様のよろこぶ顔がすぐに見られる仕事が好きなんだな、ってこと。舞台裏にいても、入場口でキップ切りをやっていても、舞台を見てよろこぶお客様の顔をすぐに見ることができる。それが嬉しかった。振り返ってみると、現在のホテルレストランの仕事にも通じているところがあるな、と思いますね。

新卒での就職活動断念。だけど不安はあまりナシ
 大学3年になって就職活動スタート。当時のあこがれは出版業でしたが、「本当に行きたい会社でしか働きたくない!」という思いから、受ける会社のえり好みばかりしていました(笑)。その結果何回か落ちて、かなり疲れてしまって。「残り少ない大学生活を悔いなくすごしたい」と、すっぱり就職活動をやめてしまいました。そして法律事務所でバイトしながら、大好きな演劇の制作を続けることに。当時は“超”がつくほどの就職氷河期で、同期のみんなも就職に困っている人がたくさんいました。けれど「バイトを続けていれば、なんとか生きてはいけるさ」という思いがあり、そんなに不安ではありませんでしたね。

友人の紹介を受けて初めてホテルレストランへ

 ところが、当時バイトしていた法律事務所は、大学を卒業したら辞める決まりだと知って焦りました(笑)。そこで友だちに紹介してもらったのが、「京王プラザホテル」のレストランでの仕事です。親には「向いていない」と言われた飲食の仕事だったわけですが、生活に困っていたこともあって、「なんとかなるさ!」と考え働き始めました。とはいえ、やはりそこはホテルレストラン。上質なサービスが求められます。技術はしっかり身につけていく必要がありました。トレーの持ち方からワインのあけ方まで、ホールスタッフとしての基本をひとつひとつ習得していきました。普段学ばないマナーを身につけられ楽しかったですね。

先輩の指導はスパルタ式! それが現在につながっている
 今でも強く印象に残っているのは、レストランの先輩スタッフの指導がスパルタ式だったこと。「この料理のサーブの仕方を教えるから、明日には確実にできるように!」という具合です(笑)。だけど厳しくする理由、すなわちプロとしての責任や、誇りといったものもしっかり教えてくれたので、前向きに取り組むことができました。このころの思い出は、指導する側となった現在にも役立っていると思います。しばらくして、現在の中国料理 「南園」に異動。総席数が174もある、大規模なレストランです。中国料理のサーブはフレンチとまた異なり、ここでも新しい技術を身につけていきました。

バイトと演劇の両立から飲食業一本に専念!

 ホテルレストランでのバイトと、演劇活動の掛け持ち生活を続けて2年ほど経った27歳のころ。レストランと演劇制作会社の両方から、「本格的にスタッフの一員、正社員となってほしい」と声をかけられたんです。そしていろいろ考えたすえ、飲食業の道一本に進むことを決めました。決め手はふたつあって、ひとつめは一緒に働いていた先輩やスタッフたち。みんなお互いのコミュニケーションを大切にしていて、向上心が高く、「お店をよくしていきたい」という気持ちを持っていることがよくわかったから。ふたつ目はお客様の笑顔。ホールのスタッフだから、お客様の笑顔がすぐそばで見られるんです。笑顔のお客様と先輩や仲間たちと一緒なら、ホテルレストランという舞台で頑張っていける。“毎日が劇場”になる! そう感じたんですよ。

ホテルでの仕事はハードルが高いほど燃える!?
 昨年には、キャプテンウエイトレスへ昇格。受け持ちのフロア全体を見てスタッフを指示する一方で、自分自身もホールに立ちサービスを行います。一緒に働いている人たちの動きをしっかり把握していないと勤ま
らない、なかなか難しい仕事。だけどハードルが高いからこそ燃える
し(笑)、やりがいも格別です。 ホテルのレストランスタッフは「ハードルが高いほど燃える」タイプの人が向いているかもしれません。お客様から寄せられる要望は毎日数え切れないほど。難しいリクエストをされてモチベーションが上がる人のほうが、よりよいサービスに努めていけると思います。


アルバイトで感じたレストランスタッフの“やりがい”

 京王プラザホテルのレストランの社員は、入社試験を受けて新卒でスタートする人が多いですね。私のように、バイトから始めて社員登用に到ったスタッフは少ないほうではないでしょうか。だけどスタッフの一員になりたいなら、一度はアルバイトを経験してみればいいと思いますね。実際に働いてみると、意外に臨機応変な対応を求められるなど、さまざまなことに気づかされますよ。また、お客様の目にはバイトスタッフも社員も同じに見えます。バイトだからと言って接客をおろそかにすることは許されません。働くことの責任と誇りを、働きながら感じ取ってほしいですね。

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編集後記
  今回の特集はいかがでしたでしたか?レストランのホールスタッフという職業に魅せられた高橋さん。夢だった仕事よりも今の仕事を選ぶほど魅力的な仕事なのが話を聞いてわかりました。普段の生活で接することが多いレストランスタッフのお仕事。働いてみると違った一面が見られておもしろそうです。

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